中古マンションの価値を上げるリフォームにおいて補助金は必須!

中古マンションの価値を上げる
リフォームにおいて補助金は必須です。

中古マンションをリフォームすると
物件価値が上がるので入居率が上がったり、
売買でも有利になりますが、
補助金を使えばさらにお得です。

問題はリフォーム代が大金なこと。

ごく一部ならまだしも
数百万円レベルの投資になるのは
避けられません。

そこで役立つのが補助金です。

対象・条件によっては
合計100万円以上!
補助してくれることもあり、
使わない手はありません。

経費を削減することは
投資の利益にも直結する話ですので
ぜひ覚えておいてください!

※事前の注意点として、
補助金には様々な種類や条件があり、
ルールが突然変わることもあります。

それらを考慮した上で
参考にしていただければと思います。

・4つの補助金制度を知りましょう

リフォームによる補助金は
非常にありがたい制度です。

雀の涙程度ではなく、
結構な金額になることもあるので
知らなければ丸々損になります。

種類も豊富なので
対象になるかは絶対に調べてほしい事柄です。

補助金は主に4種類あります。

*省エネ系

近年はエコという言葉が流行っています。

日常生活では実感しにくいですが、
リフォームとなると話は別です。

特定の条件を満たして
エコリフォームと認められば、
もれなく補助金を受け取れます。

ここでいうエコとは
ほぼ断熱のことを指します。


既存住宅における断熱リフォーム支援事業
という名称からもわかります。

環境省が15%以上の省エネ効果が
見込まれる高性能な建材を使ったら
補助の対象になります。
(蓄電や蓄熱の設備も対象です。)

補助率は建材と工事費合計の3分の1まで。

戸建ては120万円ですが、
マンションの場合は15万円と
かなり開きがあるのが気になりますが…
ないよりはもちろんいいです。

もう少し詳しい内訳は、
高性能建材が15万円、
玄関ドアは5万円まで。

エコキュート(蓄熱設備)は20万円、
蓄熱、熱交換型換気設備等は5万円です。

次世代の省エネ建材なるものもあります。

例えば潜熱蓄熱建材や内張り断熱材、
調湿建材などです。

この場合、建材が高いからなのか
補助金もかなり高額になります。

補助率は50%で、
戸建てだと200万円、
マンションなどの集合住宅でも
125万円まで出ます。

*寿命・性能アップ系

リフォームすることは
住宅の寿命を伸ばすことになります。

それ自体が補助の条件になるのです。

長期優良住宅化リフォーム推進事業と
長い名称が付けられています。

条件としてはインスペクションを行う、
耐震性や劣化大差う、省エネ性の
一定基準をクリアし、
リフォーム履歴・維持保全計画を作ること。

少々厳しい部分がありますが
性能が高くなるほど補助金も高額になるので
調べてみる価値は十分あります。

基本的に申請は業者がしてくれますので
個人がややこしいルールを
覚える必要はありません。

もし長期に渡って優良な住宅と認定されれば
最大250万円も受けられます!

長期優良住宅と認められなくても
限度額は100~150万円と高額です。

三世代同居に対応しているか、
耐震性があるか、
子育て世帯向けの改修かなど
項目は多岐にわたります。

最大額の補助金は難しいですが、
多項目あるということは
チャンスが多いということでもあります。

*時限系

2021年度から創設された
新しい補助金制度があります。

こどもみらい住宅支援事業です。


名称の通り、若い世帯を支援するのが目的で
省エネリフォーム支援も含まれます。

断熱、耐震、バリアフリー化などが
対象となります。

条件としては新築およびリフォームで、
なおかつ2021年11月26日以降に
契約した住宅になります。

ちなみにリフォームは子育て世帯、
若者世帯でなくても使えます。

リフォームの場合は最大30万円です。

もし若者夫婦や住宅購入などの条件が重なれば
上限額が引き上げられます。

なお、この補助金制度の場合、
期限があります。

2023年3月31日までということで
未来という名称にしては短いのが欠点です。

今後も期間限定の補助金制度が
出てくる可能性があるので、
よく目を光らせておく必要がありそうです。

*自治体系

たまに自治体ごとに
独自の補助金制度を設けてるところもあります。

自治体によって内容も条件も違うので
全く一概にいえないものです。

あればラッキーですので
対象の物件がある自治体のホームページは
必ずチェックするようにしてくださいね。

・番外編

*減税

番外として税金的に有利な話を
付け加えておきます。

リフォームは節税にもなります。


窓、床、天井、壁、太陽光パネル、
高効率空調機・給湯器、太陽熱利用システム。

それらの改修や設備の導入すると
所得税の控除、固定資産税の減税が
認められます。

税金も様々なルールがあって
ややこしいですが、
条件によっては100万近い金額が
控除できる場合もあります。

不動産会社や税理士に
よく相談してほしいところです。

*フラット35リノベ

フラット35は住宅ローンの一種で
全期間固定金利が特徴。

つまり、金利が変わらない住宅ローンですが、
条件を満たせば一定期間の間
年0.5%下げることができます。

金利Aプランだと10年、
金利Bプランだと5年となります。

リフォームにかかった工事費や
住宅の性能などいろいろな必要条件があり、
当然Aのほうが厳しくなります。

*介護保険

介護に必要な手すりやバリアフリー化、
扉やトイレの交換などを行うと
公的介護保険から支給を受けられます。

補助金というより保険制度ですね。

利用者の要介護、要支援認定で
費用の最大9割が支給されます。

金額でいうと利用者ひとりにつき
最大で20万円まです。

このように、
補助金だけでもたくさんあるのが
おわかりいただけたと思います。

もし物件価値を高めて
投資に勢いをつけたいのなら
補助金制度は絶対知っておくべきです。

知らなかったら大損でしかありませんので
くれぐれも忘れないように!