中古マンションでペット可、
1500万円以下の物件の価値ってあるの?
ペット可の中古マンションは
どちらかというと少数です。
さらに1500万円以下という
好条件な物件となると更に希少です。
しかし、数が少ないほど
魅力的という側面もあるので、
投資家から見るとお宝そのもの!
もちろん中にはハズレもあるので
総合的に判断しないといけないのが常です。
今回はそんな希少物件について
背景から探っていきたいと思います。
・ペット可の物件が多くなっている?
ペットを買っていない人からすると
以外な側面に感じるかもしれません。
投資家の立場になると
もっと盲点になる恐れがあります。
これを機にペット可か不可かという
条件はしっかり認識できるように
しておいてほしいと思います。
物件価値が高いからです。
理由は単純で数が少ないからですね。
探してみるとわかると思いますが
激減というレベルで少なくなります。
条件をつける=絞り込むということで
数が少なくなるのは当然なのですが、
ペット可というのは厳し目の条件なのです。
これには歴史的な背景があります。
歴史というかお国柄?かもしれませんが、
以前は家の外で買うのが一般的でした。
犬といったら犬小屋というイメージが
今でもあると思います。
猫は家の中という慣習はあるのですが、
それは一軒家での話です。
マンションとなると共同生活ということと、
現状維持の原則を守れないなどの事情で
ペットを持つ人は大変でした。
近年は時代の移り変わりにより、
犬も室内で飼う考え方が定着してきています。
単なる考えの広まりという枠を抜け、
国(国土交通省)が
中高層共同住宅標準管理規約を改正したほどです。
それに基づいたモデルも発表しており、
ペット可が常識になりつつあるように感じます。
そうでなければ
中高層共同住宅使用細則モデル
などの代物は作られないと思います。
動物愛護の観点から交通事故や虐待といったことから
守るという意味でも完全室内飼いを
推奨する自治体がとても多くなっています。
その動きが本格化したのが2004年ですので、
それ以降に建てられたマンションなら
割りとペット可が多いという法則があります。
首都圏全体でいうと、
約7割がペット可になっているそうですから
相当な割合だということがわかります。
・厳しい条件には変わりないのが現状
7割というと探す際、
そんなに不利にはならないのでは?
と思ったかもしれませんが、
そうは問屋が卸しません。
上記の割合はあくまでペット可という
1つの条件だけで考えた場合であり、
他の要素は考えていません。
例えば、立地条件だったり
築年数だったり床面積だったり
要素は数多くありますよね。
その1つに過ぎないってことです。
なので難易度はむしろ上がります。
もともと好条件の物件がレアな上に、
ペット可まで条件に加えると…
希少性が必然的に高くなりますよね。
例えば、駅近で安い、
金額の例で1500万円以下ともなると…
それなりに妥協しないといけないことも
多くなります。
ペット可の中古マンションで
重要なポイントとなるのは築年数です。
さきほど2004年以降に建てられた
マンションが多いと述べたのは、
ペット可が多いという意味でした。
ただ、築浅物件すなわち新しい物件ほど
価格が高くなってしまいます。
様々な条件で価格は乱高下しますが、
基本的に1500万円以下のような
激安物件となると、
築10~20年レベルを探すのは
至難の業となるでしょう。
もちろん立地的にも厳しい傾向にあります。
都市部に近いほど高く、
遠いほど安いのはどこでも同じです。
郊外ほど部屋が広くなる法則があるので
ペットと一緒に快適に過ごしたいのなら
ある意味遠い方がいいとは思います。
が、なんでもかんでも
ペット最優先というわけには
いかないでしょうから、
そう簡単に決めれるものではありません。
あれこれ述べてきましたが、
ペット可の好条件中古マンションというのは
とても希少価値が高いことが
なんとなく感じるかなとは思います。
ちなみに、ペット可といっても
ぬか喜びはできません。
一見、好条件に見えても、
実はトラブルが続出する
中古マンションかもしれないからです。
例えば臭いがきつかったり、
やたらうるさい犬の飼い主が
隣人になる可能性もあります。
ペットに関するトラブルは
生活音と違法駐車についで高いので
油断できない要素でもあるのです。
また、ペットといっても
魚類や鳥類はOKでも
犬、猫はNGという場合もあります。
・希少だからこそ投資する価値あり
以上、なかなか厳しい要素が
目白押しですが、
だからこそ投資しがいがあるものです。
需要がなくならないという強みがあります。
人間とペットは古代エジプト時代から
(もしかしたらもっと前から)
関係が続いていますし、
今後もそれは変わらないでしょう。
近年は猫ブームみたいになってますが、
メディアがどんなブームを作ろうが
人間と動物はセットのようなものです。
で、実際に探してみると、
案外中古マンションでペット可の物件は
けっこう見つかるものです。
数が多いから見つかるというより
インターネットが発達したから
見つけやすくなったという意味です。
中には東京23区内で、
新宿から30分前後という立地、
しかも1500万円以下という
厳しい条件をクリアしている物件も
たまにあったりします。
さすがに築古物件が多い傾向ですが、
それでも築30年とか比較的新しい
中古マンションも存在します。
根気よく探していけば
いつかは好条件な物件は見つかるものですので
諦めないのが肝心です。
ペット可ばかり注目しても、
トラブルに自ら飛び込む可能性も高くなり
一概に良いとは言えませんが、
投資対象としては魅力的なのは
間違いありません。
資金に余裕が出てきたら
リフォームをして物件価値を高め、
多少立地が悪くても
人気物件に化ける可能性だってあります。
ペットについては忘れがちな要素かもしれませんが、
ぜひ覚えておきましょう!