中古マンションを買ってリノベーション。
後悔事例から学ぶ事って何?
新築マンション価格が高騰してることから
中古マンションをリノベーションするのが
はやりになっています。
リノベーションも安くはないですが
新築マンションと比べると
遥かに安上がりになるので
とても合理的な選択といえます。
しかし、思ったようにリノベーションできず
中古マンションを買ってから後悔する人も
かなり多いのもまた現実です。
そんなもったいないことにならない為にも
どんな理由で後悔することになったのかを
紹介していきたいと思うので、
是非参考にしてみてくださいね!
・あるある事例
*耐震基準の問題が発覚
かなり盲点となりうるのが耐震基準です。
築年数を気にする人は多いですが
耐震についても大切なポイントです。
建築基準法は一定の期間で改正されますが、
重要なのは1981年6月1日以降に
造られたかどうかです。
その日以降が新耐震であり、
以前が旧耐震と言われます。
ちなみに2000年の改正では
木造住宅に関することが盛り込まれており、
該当するなら要チェックです。
安心が大前提ですので
管理体制も含めてどうなってるかは
事前に必ず確認しておきたいところ。
*配管が古かった
配管に限らずですが、
目に見えないところがひどく傷んでいると
それだけ多くの費用がかかります。
節約も大切ですが、
そればかりに目が言ってしまうと
大事な部分の確認が疎かになります。
リノベーションでよくある悩みが
高くて妥協しないといけないこと。
配管修理などが嵩むと、
それこそ理想から遠ざかる恐れがあります。
初めから問題のある物件は、
選ばないのがベターです。
*管理規約が厳しかった
意外に曲者なのが管理規約です。
どこのマンションにも管理規約は存在しますが、
その内容はそれぞれ違います。
中には無垢材は使えないといった
細かい規定を敷いてるマンションもあります。
リノベーションは基本的に
なんでもできる大改装なのですが、
事実上、制限が多くあるのです。
特に共用部分は外観の関係などから
ほとんどの場合はいじれません。
ちなみにベランダも共用部分ですので
覚えておいてください。
*金銭トラブル
中古マンションの購入には
住宅ローンは使えても、
リノベーションには使えない
という場合も多いです。
リノベーションも込みで組めることもありますが、
まだまだ多いとは言えない状況です。
(需要が増えれば拡大していくでしょう)
修繕積立金が思ったより高くて
リノベーションをする余裕が
なくなることも大いに考えられます。
これも物件価格が安い代わりに…
という条件みたいになっていないか
しっかり確認しないといけません。
そして一番よくあるのが、
リノベーション費用が高く付いて
理想通りに出来ないというケースです。
要は予算オーバーということ。
こだわりすぎもありますが、
リノベーション会社に
問題がある場合もあります。
複数の会社で見積もりを取るのも
基本戦略になります。
*隣人の騒音
これも意外と盲点だと思いますが、
隣人トラブルも多いです。
中古マンションの購入から
リノベーションまで何も問題がなくても、
起こりうることなので厄介です。
今の時代は昼夜逆転生活する人も
それなりにいますので、
夜中に生活音が鳴り響くことも
十分考えられます。
・後悔しないためのポイント
簡単にいうと、後悔事例を参考にして
そうならないよう事前に確認すればいいのです。
そもそも後悔する理由は
確認を怠っていたことが原因ですよね。
事前にちゃんと確認しておけば、
リノベーション以前に
その中古マンションを買うわけがありません…
まず耐震基準についてですが、
築年数である程度予測できますが
実はそれだけでは不十分です。
1981年6月1日以降に
竣工したとしても、
確認申請日がそれ以前なら
旧耐震の可能性が残るのです。
その点は見ただけではわからないので
不動産会社や売り主などに
しっかり確認しておきましょう。
目に見えない部分のチェックは
リノベーションするしないに限らず
必ず忘れないようにしましょう。
見えないといえば構造もそうです。
どうリノベーションするかによりますが、
広い空間をお望みなら
ラーメン構造であることが重要です。
柱と梁で支える構造のことで、
壁を取っ払っても大丈夫なように
造られています。
逆に壁式構造だと壁で建物を
支えていますから、
取り払うのはもちろん
薄くすることも基本できません。
ただ、壁式構造のマンションの方が
建造コストが安いので、
物件価格もラーメン構造と比べて
安い傾向にあります。
その点も含めてふところと
相談しないといけません。
費用はリノベーション後もかかるので、
修繕積立金のこともしっかり
意識しておく必要があります。
せっかく綺麗な家に住めてるのに
困窮していたら本末転倒です。
古いマンションほど安いですが、
メンテナンスも多くかかることと
天秤にかけないといけないですね。
ちなみに修繕積立金の相場は、
国土交通省の発表によると
12000円ほどだそうです。
(平成30年度)
住宅ローンはリノベーション込みで
組めるよう不動産会社と相談しながら
進めることも重要ですね。
ワンストップリノベーションといって、
物件の購入もリノベーションも
同じ会社が取り扱っている場合もあります。
見積もりもリノベーション込みなので
計画が立てやすくなります。
手続きの手間削減も考慮して
話を進めるのも地味にポイントです。
最後に、自分でリノベーションしたいなら
スルーでもいいのですが、
あえてリノベーション済みの物件も
選択肢に入れておくのもありです。
こだわりが強くなければ
良い物件はたくさんあります。
すぐに住めるといったメリットもあるので
予算が厳しいのであれば
覚えておいてくださいね。