中古マンションがどのくらいで売れるか(期間)は諸条件で決まる

中古マンションがどのくらいで
売れるか(期間)は諸条件で決まります。

中古マンションは大きい買い物ですが、
案外早く売れます。

その期間は遅くとも半年以内、
早ければ3ヶ月以内で決まることもよくあります。

しかし、大きい買い物がゆえに
条件が数多く存在します。

好条件が重なれば重なれば
驚くほど早く売れますが、

悪条件ばかりだと
いつまで経っても売れなくなります。

そのギャップを埋めるためにも
基礎知識を身に着けておきましょう。

知れば知るほど不安解消になり、
投資家としての自信にも繋がりますよ^^

・中古マンションの返金売却期間

まず期間についてですが、
これは今さっきお伝えしたように、
平均売却期間は3~6ヶ月となります。

首都圏の例にはなりますが、
数(サンプル)が多いほど
データの信用性は高まってきますので
とても参考になるものと思います。


ちなみにその期間はお客さんが
見つかったという段階ではなく、
成約が決まった段階になります。

また、準備段階も含みます。

不動産は通常の買い物と違い、
いろいろ面倒な諸手続きがあります。

準備段階としてどこで売り出すか、
相場はどのくらいか、査定などがあります。

これだけで1ヶ月くらいかかることも。

登録が済んでから成約まで
だいたい1~3ヶ月と言われているので、
その平均は2ヶ月。

準備と合わせて3ヶ月くらいとなるわけです。

売買契約後も引き渡しの準備で
1~2ヶ月ほどかかることもありますが
それはまた別とお考えください。

全ての手続き込みで平均半年以内で
売れるということですから、
思ったよりスピーディーに決まるものなのです。

補足ですが、
調査する企業や団体によって
数字は前後します。

成約だけ見ると
3ヶ月ちょっとって感じなので、
大雑把に見ると4ヶ月くらいと見たほうが
現状に合ってるかもしれません。

(2010年くらいまでは
今より1ヶ月ほど早い傾向にありました)

・売れ残るほど不利になる

それなりに時間はかかるものの、
いつ売れるかわからない
マニアックな美術品とかとは
全然違うのがおわかりいただけたと思います。

ただ…感の鋭い方なら
問題点も同時に浮かんだかもしれません。

あくまで上記のデータは平均なので、
中にはすごく良い物件もあれば、
悪い物件もあるということです。

悪い物件といっても
数多くの条件があるわけですが、
実は売出し期間も重要素になります。

なぜかというと印象に影響があるからです。


通常の買い物でもそうですが、
売れ残ってるものって
印象が良くないですよね?

売れ残ってるってことは
何かあるのではないか…

と思うのがごく自然な心理です。

不動産も本質は同じです。

パッと見、
良さげに見えるところほど
アレかもしれないですね。

いかにもってところは
ある意味では誰でも納得できますが、

こんないいところがなんで売れてないの?

ってなると、
一層怪しまれると思うのです。

そう思われない為にも
少しでも売れやすくする努力は必要です。

どのくらいで売れるか心配になってる方ほど
注意して取り組んだほうがいいです。

・売れるまでの期間を短くするには?

それでは売却期間に大きく影響する
要因についてお伝えします。

まず挙げたいのは立地です。

なんだかんだいって立地が最重要ですね!


将来的に通勤者が少数派になったら
話はガラリと変わってきますが、
現状はまだまだ以前のままです。

特に最寄り駅から徒歩5分以内かどうかが
大きく問われる部分です。

毎日通うことになるのですから
それはそうですよねって話です。

もしそんな好条件な物件ならば
多少高くても売れる傾向があるので
投資的にもすごく重要です。

次に大きいと思われるのが築年数です。

築年数といえば売却価格への
影響が強いのですが、
実は売却期間にも大きく影響します!

これもデータにより明らかになっています。

築5年以下の中古マンションの場合、
平均一ヶ月半ほどなのに対し、

築21~25年ともなると
2ヶ月ほどにもなります。

新しい方が印象が良いのもそうですし、
設備も新しく、修繕費もかかりにくいなど
お金の問題も密接に絡みます。

お金といえば適正価格かどうかも
忘れてはいけない要素です。

売り出す際は適当に決めるのではなく、
競合物件を参考にしないといけません。

相場より高すぎると当然売れにくく、
安すぎると早く売れても儲からなくなります。

株価ほどではないにしろ、
相場は割りと動くようなものなので、
適宜調整するのが望ましいでしょう。

条件に自信があるなら
割りと強めにしてみるとか、

明らかに競合より
良い条件が提示できないのであれば
安くするとかです。

そして、不動産会社選び

不動産会社も千差万別で
物件の種類によって得手不得手があります。

当然のことながら、
マンションに強い会社を選ぶのが鉄則です。


もちろん他にも条件はいろいろあります。

中には宣伝活動を積極的にしないところもあり、
そういう不動産会社に任せっきりだと
集客しにくくなります。

売れるか売れないかは
内覧する人の多さでも違ってきます。

ポータルサイトなど、
広告をたくさん掲載しているかは
見ておいたほうがいいように思います。

複数の不動産会社に
査定を取ってもらって
比較して決めるのも鉄板要素です。

ただ、あまり多いと決めにくくなるので
多くても3社くらいにしておきます。

担当者も重要です。

知識や経験が豊富なのはもちろん、
人柄がよいかも見ておきましょう。

なぜその査定価格なのかを
懇切丁寧に説明してくれたほうが
納得感、安心感も全然違います。

最後にタイミングについてお伝えします。

不動産の場合、
毎年2月と3月が売買成約が
最も盛んな時期になります。

4月から新生活をスタートさせる人が
多いためですね。

可能ならその時期を逆算して
準備を進めていきましょう。

また、競合が少ないタイミング
というのも存在します。

それはいつ発生するかわからないので
運に任せるしかないのですが…

もし近隣エリアに似たような
条件の中古マンションがなければ、
ある意味では独占状態になります。

競合が多い、特に同じマンション内で
売り出されてしまったら、
売れにくくなるうえに
価格競争に巻き込まれる恐れもあります。

そういった諸々の条件を確認しておかないと
あっという間に時間は過ぎ去ってしまいます。

中古マンションの場合、
売れ残りに福はないので
しっかり見定めて投資しましょう!