住宅ローンをどうしても通したい人へ。
審査に落ちる理由と…
住まいとしても投資としても、
または両方の理由で
中古マンションを買いたいと思った場合、
ほとんどの人は住宅ローンを組むことになります。
お金に余裕があれば関係ない話ですが、
そういう人は稀ですので
基本的に銀行から融資を頼むわけですよね。
しかし、審査に落ちてしまうと
借りれないのでどうしようもなくなります。
審査に落ちる理由は様々ですが、
もしも信用に「傷」がついているのなら
かなりまずい状況です。
ただ、どうしても通したいという
切実な事情がある方も少なくありません。
特に若い世代に多いですので
ひとつの参考にしていただければと思います。
（後半でもお伝えしていますが、
必要であればご相談にも載ります）
・住宅ローン審査で落ちる理由あれこれ
一言でいえば信用の有る無しで決まるのですが、
それはざっといえば次のような項目に分かれます。
支払い遅延をしたことがあったり、
就職や転職してから勤続年数が短かったり、
借り入れ件数が多かったり、
借りる金額が多かったり、
収入が不安定だったり、
完済時に８０歳以上など多岐にわたります。
上記は事前審査の項目ですが、
なかなか厳しいものがあります。
勤続年数を考慮する銀行は
ほとんど全部であり、
他にもマイカーローンや
クレジットカード・携帯の分割払いなど
複数組んでいるほど不利になります。
もちろん分割払いの
残り期間も考慮されます。
借入額は上限が設定されていますが、
だからといって上限ギリギリでは
通らない可能性が高まります。
収入が不安定というのは
個人事業主がわかりやすい例です。
近年は自由な働き方が
広まってきた感じではありますが、
安定性からすると不利です。
事前審査の次は本審査へ移ります。
担保の価値や書類の内容、
本審査に入る前に転職したかどうか、
そして健康状態もチェックされます。
担保の価値が低ければ
銀行にとって不利になりますし、
突然転職したということは
勤続年数をごまかしたのでは？
と思われかねません。
不健康な人も近年は増大しているうえに
ローンとは関係なさそうに見えるので
盲点になっている人は多そうです。
・審査に通らない最大の理由とご相談について
あえてひとつの項目を飛ばして
お伝えしていました。
それこそ本題になる部分だからです。
それが何かというと…
支払い遅延をしたことがあるかどうか、です。
これはあるある問題のように見えますが
実は大きな落とし穴でもあります。
支払い遅延とはクレジットカードなどで
後払いを選択し、その支払いが期日までに
完了できなかったことを指します。
そういうときはクレジットカード会社から
支払い催促の電話やはがきが送られてきて、
再度期日が指定されたりします。
それで支払えば特に問題はないですし、
ちょっとミスすることは誰でもあることです。
重大なポイントは信用問題となると
話が大きくなってしまうことです。
支払い遅延をしてしまうと
個人信用情報（略して個信）に
傷がついてしまいます。
JBA、CIC、JICCといった審査期間が存在し、
そのリストに異動というチェックが入ると、
住宅ローンを組むことはまずできなくなります。
いわゆるブラックリストです。
異動がつく条件のひとつに
支払い遅延の繰り返しがあるのです。
絶対的な回数はないものの、
２～３回ほど連続でしてしまうと
ほぼ載ると思ったほうがいいです。
もし載ってしまうと
５年経たなければ消えないので、
その間は住宅ローンが組めなくなります。
言うまでもなく、
ブラックリストに載るなんて
信用的には最低な状態です…
ちなみに支払い遅延に
金額は関係ないのが大きなミソです。
たとえ１０００円だとしても
遅延は遅延とみなされます。
金額ではなく、
その人の行動が見られていると
思ったほうがいいですね。
とはいえ、人間誰もがミスしますし、
少々厳しいかな？と思う部分もあります。
様々な事情も渦巻いているでしょうから、
住宅ローンを何がなんでもどうしても通したい！
という人はかなり多いと思います。
実際、私もそういう方の相談をよく受けますので、
数が多いと思うのは気のせいではありません。
どう相談にのるかは、
デリケートな部分ですので
ここではお伝えできません。
もしお困りなら直接メールなどで
やり取りしたいと思いますので、
まずはご一報くださいませ。
