住宅ローンの破綻原因は主に、収入減少、計画倒れ、そして…

住宅ローンの破綻原因は主に、
収入減少、計画倒れ、そして…

住宅ローンは家を買うのに
ほぼ必須な手法ではあるのですが…

支払いが出来ずに
破綻してしまう人が
ここ最近とても増えています。

破綻すると人生が台無しになるほどの
インパクトがある出来事ですので、
是非気を付けてほしいと思います。

まずはその原因をしっかり
学んでほしいので記事にしてみました。

破綻原因はこんなにたくさん!

住宅ローンの破綻とは、
借金を返済する力がなくなり、
家計が立ち行かなくなることを意味します。

契約が守れなくなるという非常事態です。


そうなると住むところに困るという
とんでもないレベルの問題に発展するので、
ローン契約は慎重に組んでいるはずです。

にも関わらず、
破綻する人は増えているといいます。

原因をいくつか考察してみます。

*収入の減少

住宅ローン破綻の主な理由がこれで、
当たり前といえば当たり前なのですが、
収入減少にもいろんな理由があります。

最も多いのは勤務先の業績不振や
何らかの理由で給料が減らされたり、
リストラされるといったことです。

経営者や個人事業主の事業失敗も
よく聞く話です。

定年退職もそうです。

退職後も働くのが通常になってきてますが、
収入減は免れないでしょう。

他には病気や怪我、
離婚もよく聞かれる理由です。

*返済計画に無理がある

住宅ローン破綻のあるある原因
といってもいいのがこれです。

年収に占める返済額を
返済負担率といいますが、
たいていの金融機関は35%にしています。

要は上限が35%ということなのですが、
だからといって目一杯借りれば
良いわけではありません。

重要なのは無理なく返せるかどうかなので、
多く借りるほど負担が多くなります。

だから基本的には25%くらいを目安に
ローンを組むのが良いとされています。

*現在の収入を基準にしている

これもあるあるだと思いますが、
ほとんどの人は現在の収入を基準に
ローン返済を考えています。

今が月収40万だとしても、
何十年後も同じとは限りませんよね?

現在は昭和後期のような
終身雇用、年功序列といった
制度・価値観はありません。

天災や人災、自身の健康など
いろんなことが考えられますので、
そういった不測の事態も考慮して
返済計画を立てるのが筋です。

収入の減り具合だけではなく、
支出も考慮する必要があります。

健康でも家の修繕でも
年数が経つほど出費は嵩みます。

収入だけ見るというのは
とても危険なことに思えませんか?

*長期の借り入れ

よく言われるのが
定年を超える契約であること。

定年後は収入がほぼ減るわけですから
それほど破綻の可能性が高まります。

中には働く意思があるのに
体力の衰えで困難となり、
収入が途絶えるケースも珍しくないです。

勤務できているとしても、
役職定年という制度によって
いきなり収入が減る場合もあります。

10万円も減らされてしまったので
転職を試みるも失敗し、バイト生活に陥り、
結局住宅ローン破綻というケースも。

あと、不動産屋、ハウスメーカーの
宣伝にも問題があります。

見積もりを出す際、
変動金利が上がらないことを
前提にしてくることがあるのですが、

よくよく考えてみると、
変動金利がないことはまずないです。

長期になればなるほどそうで、
最も長い35年ローンともなれば
金利が変動しないなどまず考えられません。

しかし、不動産屋などは売りやすくするために
そういう甘い見積もりを出してくるのです。

*世相的な理由

近年においては記憶に新しいのが
コロナ騒動による影響でしょう。

住宅金融支援機構の問い合わせが
急増していることから察するに
相当数増えたはずです。

この影響で収入が途絶えただけでなく、
家を売っても資産価値が低く、
完済できずに自己破産するという
ケースも出ています。

バブル崩壊以降、
日本は失われた30年に突入しましたので、
じわじわ増えてきたとも考えられます。

また、不動産投資ブームが起きたことで
さらに破綻者の数が底上げされたかもしれません。

世相は仕方ない面もあると思いますが、
安易な考えをしなければ
災難はけっこう避けられるものです。

もっと奥底にある破綻原因

一言でいうとあまり考えずに
住宅ローンを組んだことが最大の原因といえます。

一般常識となっているので
なかなか気づきにくいことだと思いますが、
そもそも長期ローン自体が問題です。


上記に挙げた原因でもわかるように、
長くなるほど不測の事態が起こりやすく、
リスキーになります。

資産形成の観点からも大問題です。

日本の場合は基本的に古くなるほど
住宅価値が下がっていきます。

最悪の場合、例にも挙げたように
家の価値よりもローン残高の方が高く
自己破産しかなくなることも
大いに有り得るわけです。

そう、要は資産形成という観点が
ごっそり抜けているから
破綻してしまうんですよね…

稼げるマイホームという観点で
住宅を購入すれば、
破綻するリスクはほぼなくなります。

世の中絶対はないので
借金を負うことはそれなりにはリスクです。

しかし、ちゃんと見極めて購入すれば
負債どころか資産を持つことができます。

住宅ローン破綻の例がさっぱり減らないのは
見極められる人がまだまだ少ないからです。

ここでは長くなるので
その方法を一部だけお伝えすると、
価値が下がらない家を見極め、
長期に渡ってローンを返済しないやり方です。

僕のお客様は、この方法を使っている為
破綻どころか、手元にお金を残す
不動産を購入しています。

そのため、たとえコロナ禍といった
非常事態になったとしても
全然問題なく過ごせてる事実があります。

破綻はお金がなくなるから起こるのであって、
住宅購入と資産形成はセットで考えるべきです。

その視点を持たない限り、
これからも住宅ローン破綻者は
増え続けると思います。