住宅ローンのフラット35。団信改正について

フラット35の団体信用生命保険が
平成29年10月から改正になりました。
住宅ローンとは別に年間払い
だった団体信用生命保険料。
毎年、その時期になると支払いがくると
「えーーー」となってたようです。
銀行系と同じように、
金利に含まれるようになりました。
ただ、今の金利より上がってしまい、
既存金利から0.28%UPになります。

平成29年 9月現在 店頭金利 1.08%
10月以降は、1.08%+0.28%=1.36%
ただ、今までは1000万円に対して、
団信料が35,700円でした。

例)3000万円借入 10万7100円
 
金利で計算すると0.36%前後ですので
金利に含まれたほうが安くなりました。
 
購入した1年目には、諸経費を一緒に
支払うので、影響がないのですが
2年目、3年目となるとしんどくなるようで、
途中解約する方が続出したようです。
毎月の支払いにONされるほうが、
統計的にいいと判断になったのでしょう。

フラット35の特徴として、
団体信用生命保険が加入できない人、
病気の人などもローンが組めました。
団信は任意でしたので。

10月以降も、セーフティーネットとして
団信なしも用意をしてくれてますが、
現在の金利より上がってしまいます。
 
平成29年 9月現在 店頭金利 1.08%
10月以降は、1.08%+0.28%=1.36%
となるとお伝えしましたが、
そこから、-0.2%適用になるので
1.36%-0.2%=1.16%となります。
 
元々団信が組めない人は、0.08%が
上がる計算です。
 

さらに、国内初となる団信の保障範囲で
身体障害保障が加わりました。
内容としては、
①保障開始日以後の傷害
または疾病を原因として、
身体障害者福祉法に
定める1級または2級の障害
に該当したこと。

②同法に基づき、
障害の級別が1級または2級
である身体障害者手帳の交付があったこと

死亡以外にも範囲が広がった事は
借りる方も非常に安心できる保障に
なりました。
 
三大疾病付き団信は、+0.24%
金利に上乗せすると利用できます。
こちらも、新制度として、
介護保障が追加されました。
 
①保障開始日以後の傷害
または疾病を原因として、
公的介護保険制度による
要介護2から要介護5に
該当していると認定されたこと

②保障開始日以後の傷害
または疾病を原因として、
引受保険会社の定める所定の要件を
満たすことが、
医師による診断で確定されたこと
 
フラット35は、
年配の方々もローンが組めるので
より保障の充実は、
有難い話しだと思います。

親子リレーは、
親御さまが主債務者になれ、
団信も適用になります。
80歳を境目に
主債務を子に引継ぎが可能になり
団信も引き継ぎ可能です。
 
ただし、注意点としては、
子に引継ぎをした場合、
子が団信に入れない状態、病気をして
告知事項になってしまっている場合は、
団信加入ができないが、
金利はそのまま。(据え置き)
 
要約すると、
団信加入金利が1.36%(平成29年10月現在)
のままで、支払い続けるとという事です。

子が万が一亡くなっても、
借金は0円(チャラ)にはならないので、
今後は、予め子が主債務者となり、
親御さんが万が一の場合でも、
借金は0円(チャラ)
にならない選択を
したほうがよいかもしれません。
 
もちろん、子が50歳前後でも健康で、
その年齢時に団信加入できれば、
何の問題もありません。
 
以前なら
こんな言い方は、乱暴かもしれませんが、
保障をする時は、確率が高いほうを選択
する方法がベストでした。

親子でローンを組むなら、
年配者の方が先に主債務者になるほうが
得?(失礼ですが)なので、
実際、お客様からのほとんどが
親から主債務になる方ばかりでした。
 
今後は、
子が主債務者が主流になるでしょう。

 
補足で、もう一点改正があったのです
お伝えします。

スーパーフラットという商品があり、
自己資金2割入れると金利引き下げが0.1%
借入金が8割(80%)が
もともとあったのですが、
新たに自己資金1割入れると
金利引き下げが0.05%
借入金が9割(90%)
という商品ができました。
 
手持ち資金を残したいという人は、
全部借入をしたほうがいいと思いますが、
余力資金があるのであれば、金利優遇の
恩恵をうけてもいいかもしれませんね。
 
フラットは、久々の改定でしたが、
また、変更があれば随時報告します。