この記事で分かること
- 大田区のハザードマップに、いま何がまとまっているか
- 洪水と内水氾濫は原因が違う、という読み分け
- 田園調布は台地、多摩川駅・沼部駅の側は低地という区内の差
2026年9月に、大田区のハザードマップの中身と区内の地形差を書き足しました。
最近は、集中豪雨が多いから
気になるのがハザードマップ。
不動産購入においても、
ここ数年、必ず聞かれる事が
『ここのエリア、ハザードマップ
大丈夫ですか?』
みなさんも、氣になりますか?
確かに、ハザードマップは、
過去を遡り、作成されてます。
歴史を振り返る事で、
学ぶ事が多いです。
私も指標にします、、、
が、
1番指標にするのは、
ハザードマップではありません。
『直近の浸水被害記録です。』
各区役所に、履歴の記載があります。
なぜ?か、
ハザードマップは、過去(大昔)
に被害があった事実も
全て記載するからです。
時代と共に、自治体が改善し、
浸水被害がない場所も
あるという事です。
ここ数年で、同じような被害がある
場所を確認した方が、よりリアルなので
氣になる方は、区役所へ確認して下さい。
大田区のハザードマップは、いま1冊にまとまっています
本文は「ハザードマップは過去をさかのぼって作られている」「1番の指標は直近の浸水被害記録」という話でした。その考え方は今も変わりません。そのうえで、大田区のハザードマップ自体の中身をおさえておくと読みやすくなります。多摩川の洪水、高潮、中小河川・土砂災害・内水氾濫、液状化などが1冊にまとまっています。
出どころ: 大田区「大田区ハザードマップ(防災地図)」(区の防災のページで公開。冊子は区役所・特別出張所で配布)。
ここで大事なのは、洪水と内水氾濫が別の話だということです。多摩川があふれる話と、強い雨が下水管や水路から地上へあふれる話は、原因が違います。本文が書いている「自治体が改善し、浸水被害がない場所もある」は、主に後者に当てはまります。地形は変わりませんが、排水の設備は人の手で変えられるからです。だから色分けの1枚だけで決めず、最近の雨で実際にどうだったかを区役所で確かめる、という本文の順番は、いまも筋が通っています。
同じ大田区でも、台地と低地でまったく違います
大田区は、区の中で土地の高さが大きく変わります。田園調布は台地です。多摩川駅・沼部駅の側は低地です。ですから「このエリア、ハザードマップ大丈夫ですか」という質問には、区の単位では答えられません。見るのは町の単位で、さらに言えば建物の単位です。
出どころ: 大田区「大田区ハザードマップ(防災地図)」(区の防災のページで公開。冊子は区役所・特別出張所で配布)。
マンションなら、住戸が何階か、受電や給水のポンプがどこにあるか、駐車場が地下かどうかで話が変わります。上の階は水に浸からなくても、電気の設備が地下なら停電やエレベーター停止につながります。一戸建てなら、前の道路との高さの差、玄関や駐車場の下がり方が効いてきます。地区ごとの様子は、こちらにまとめています → 田園調布の中古マンション、大田区の中古マンション。
売る側になると、同じ質問を受けます
買う人がハザードマップを気にするということは、売るときには自分が聞かれる側になるということです。本文の方法は、売る人にもそのまま使えます。区役所で近年の浸水の記録を確かめ、自分の建物のことを先に整理しておく。管理組合の書類に水が出たときの記録が残っていないか、止水板や土のうの置き場があるか、ポンプの位置はどこか。この3点が言えるだけで、質問にその場で答えられます。「色分けの上ではこうです」「ただし近年の記録ではこうです」と、2つ並べて話せるのが強い形です。大田区で売る前に見ておくことは、こちらにまとめています → 大田区でマンションを売る前に知っておきたいこと。
