住宅ローンを組む時に、
変動金利は大丈夫ですか?
(その2)

前回からの内容で引き続きで
月々の支払いの件です。

例)3000万円 35年 
0.6% 79,209円(変動)
1.2% 87,511円(固定)
約8,302円の差になります。

と前回お伝えしましたが、
月々の支払いの金額内訳
見る方は、ほとんどいないのが
現状です。

この金額内訳が突き止めると
元金と利息の詳細が分かるようになります。

変動 79,209円
元金:64,209円  
利息:15,000円

すっごく簡単な計算方法ですが、

3000万円×0.6%=180,000円
180,000÷12=15,000円(利息)
79,209-15,000=64,209円(元金)

固定 87,511円
元金:57,511円  
利息:30,000円

こちらの計算方法も

3000万円×1.2%=360,000円
360,000÷12=30,000円(利息)
87,511-30,000=57,511円(元金)
元金の差 6,698円
利息の差 15,000円

固定を選択するという事は、
お金でリスクを
取るということが分かると思います。

借りている元金の減りが少なく、
利息を多く払うという事です。

月々の支払いの差が8,302円
単純計算しましたが
内訳を計算すると、21,698円の差が
あるという事なんです。

年間で約26万円 

10年間で約260万円ということになります。

住宅ローン控除を考慮してる人も
いると思うのですが
何だか、この差を見ると、
行って来いのような気がします・・・。

変動を必ずしもお勧めしているわけでありません。

上記の内訳を見てしまうと、前回の個人的意見を
お伝えしましたが、
変動金利を1つ選択肢として
候補にいれたくなりませんか?

特に、ネットニュースやコメンテーターは
金利が上がるリスクを
最大限お伝えしています。

まぁ、名前もでちゃってますから、
変動金利をお勧めする訳には
いかないですよね。

銀行からお金を借りるときに説明

【金銭貸借契約書(金消契約)】
があるのですが、
まぁ、変動金利のリスクを話したがります。

「上がったかなりの返済になる、
金利が上がらない固定は安心して
生活できます」などなど色々と
説明してきます。

固定金利に促す説明をするんです。

銀行にとっては、固定金利にしてほうが
利子・利息が多く取れます。

変動金利は、儲けがあまりないと
言われてますので、ここの説明に
力を入れてるんでしょうね。

お客さんからは、金消契約時に
いきなり携帯電話に連絡があり
「かなり変動金利のリスクを
言ってくるんですけど
大丈夫ですか?」

また、そういう話ししたのかと
思っちゃいます(笑)

銀行の方、
あんまりリスクを言い過ぎないで
下さ~い(笑)

一部の銀行だけのようですけどね。

変動金利押しをしている投稿に
なってちゃってますけど・・・、

固定金利は、市場金利が
上がっても何も心配しなくても大丈夫な
金融商品です。

経験上、
お仕事柄や皆さんの性格によって
固定金利を自ら選ぶ方も多いです。

最終的には、
変動と固定のどちらが正解と
いうのはありません。

生命保険だって、
万が一の場合に入る人と
そうでない人もいます。

入ったから正解、
入らないから不正解じゃないですよね。

人それぞれ、
お金をかける部分が違いますから
自分に合ったプランを選択して下さい。

納得すれば、どれも正解になりますからね。

あっ、生命保険ですが、住宅ローンにも
生命保険付き(団体生命保険付き)
ですから、安心してください!

という、変動金利を選択するにあたり
最近のトレンド(2018年頃から)の
やり方を、お伝えします。

例えば、5000万円の借入金額を
変動金利1本や固定金利1本、
もしくは、2500万円ずつを
変動と固定をミックスが流行りました。

今は、変動金利2本で2500万円ずつ
ローンを組むというやり方です。

え?何それ?ってなりますよね。

金利が上がるかもしれないから、
半分の2500万円を固定金利にする。

ですが、金利ってやっぱり上がらないじゃん
となっているのも、また事実です。

なので、上がるかもしれない可能性を
前提に変動金利で2本組んでおく。

上がってきたら、1本を固定切替て
リスク分散をする。

上がらないなら、そのまま変動金利のままで
支払いを続ける。

このように、市場の動向を見ながら
ローンを組むことにより、元金を
より多く減らす事ができるんです。

借入金額が大きい人ほど、
いい方法だと思います。

一点だけ、登記する時の費用が
1本より2本分で登記しますから
数万円高くなります。

将来のリスクヘッジと考えれば
とても安いと選択肢です。

住宅ローンを検討する際に、取り入れて
ください。
購入と合わせて、ご相談しておりますので
お気軽にご相談ください。

無料コンサルへどうぞ^_^