この記事で分かること

  • 本文の「値段が上がってた」を、2020年から2026年8月までの東京都区部の数字で確かめられます
  • 再開発でできる住戸が、新築の供給がどれだけ細った市場に出るのかが分かります
  • 住宅ローン控除の期限・控除率・中古の条件が、いまどうなっているかが分かります

2026年9月に、都区部の相場とローン控除の今を書き足しました。

京成立石駅の再開発。不動産のプロから見た考察

京成立石駅は再開発がとても著しいエリアになります。
葛飾区の中でも、かなり熱いエリアで、
金町駅、新宿(にいじゅく)駅の3か所で
大型の再開発が進められます。

北口地区の東西街区は2025年11月に新築工事が着工し、竣工は2029年度が予定されています。区の新総合庁舎は、既存建物のアスベスト除去等の影響で完成予定が延伸され、2030年3月完成・令和12年度移転の予定です。
立石駅をエリア分けすると
北口地区、南口東地区、南口西地区
となります。
京成立石駅北口地区の再開発配置図。西街区・東街区・交通広場。
先行する北口地区は、
住宅や商業施設が入る西街区と
区本庁舎の移転が決定した東街区です。

西街区は、地上36階地下2階建てが
建設され、住宅戸710です。

東街区は、地上14階建て地下3階建て
区役所が移転してきます。

この区役所移転や再開発にともない、駅の使いやすさが上がることが期待されていますが、
急行停車などの具体的な運行計画は、現時点で公式には発表されていません(2010年の改正以降、現在も普通列車のみの停車駅です)。

北口地区は、先行して町並みの外観が
とても変わってくるでしょう。
住んでる人は、なんとなく感じてると
思いますけどね。

ただ、2018年に取材した時点の北口の商店街は、活気がある?
という感じではありませんでした。

当時撮影した動画です。
↓↓↓
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どちらかというとシャッター街でした。
それでも何件か昔ながらの風景が残っていて
なんとなく哀愁を感じるというか
雰囲気はとても伝わる場所でした。

このエリア一帯は2023年夏ごろから解体が始まり、いまは仮囲いに囲まれた更地で杭工事などが進んでいます。動画や写真に写っている町並みは、もう見ることができません。開発が進むにつれて、立石の町並みは大きく変わり、資産価値にも影響が出てくるはずです。

区役所はもちろんのこと、
中央図書館の移転、
大学誘致、大規模都市計画公園の整備

かなり、活発に開発事業の施設や用途を
活用して街づくりを行っています。

立石駅北口地区市街地再開発組合

「住みやすい!!!」と
思うことがとても大事なので、
賃貸でお住みの方は、購入検討を
考えてもいいはずです。

意外に気づいたら、値段が上がってた、
購入しておけばよかった、
気づいたら住みたい街ランキング上位
上がっていると思います。

また、2018年取材時に立ち寄った近くの喫茶店で
気になるお店がありました(いまも同じ場所にあるかは確認できていません)。

まるでタイムスリップしたかのような
部屋の中に
電話BOX!!!
昭和の時代にいるような雰囲気に。

歴史を感じるカップ、
味もおいしいと感じてしまった

ウィンナーコーヒーでした。

ほっと一息できる空間と
愛煙家には根付いている喫茶店でした。
(僕は違いますけど)

昔ながら場所を残しながら
新しいものを取り入れる。

全てがAIではなく、アナログを
いい形で残していきたい
そんな日本文化が広まればいいですね。

「気づいたら値段が上がってた」を、数字で見ます

本文は「意外に気づいたら、値段が上がってた」と書いています。その後に出た成約データでは、東京都区部の中古マンションはこう動きました。

成約㎡単価成約価格成約件数
2020年81.67万円4,889万円15,087件
2025年130.75万円(前年比+13.2%)7,401万円(+11.2%)21,912件
2026年8月132.69万円(前年同月比−0.3%)——

出どころ: 東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向」2016年・2020年・2025年の年報、月例マーケットウォッチ2026年8月度(2026年9月10日公表)。区や地区の単位の成約価格は公表されていないので、東京都区部の値です。

5年で㎡単価は6割上がりました。一方で2026年8月は、2020年4月以来76か月ぶりに前年同月を下回っています。上がり続ける前提だけでは読めない局面です。

この数字は東京都区部ぜんぶの平均です。レインズは区や地区の単位の成約価格を公表していないので、立石や葛飾区の相場そのものではありません。自分が見ている物件の位置は、同じ建物・同じ駅の成約事例を集めて確かめます。手順はこちら → 不動産売却を成功するための自分査定。

新築の供給は、首都圏全体では細っています

本文は、西街区に地上36階地下2階建ての建物ができて、住宅は600戸になると書いています。いっぽうで首都圏全体の新築分譲マンション供給戸数は、2018年の37,132戸から2025年の21,962戸まで減り、1973年以降で最少です。中古マンションの成約件数は2016年に新築の供給戸数を上回りました。

出どころ: 不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向」(2025年のまとめ、2026年1月26日)。

まとまった新しい住戸が出ることと、首都圏全体で新築が減っていることは、別々の事実です。どちらかがどちらかの原因ではありません。並べて見るだけにします。なお本文の「2022年頃には竣工予定」は、記事が書かれた当時の予定です。いまの進み具合は、事業者や自治体が出している最新の資料で確かめてください。

買うときの制度は、記事のころから変わりました

本文は「賃貸でお住みの方は、購入検討を考えてもいいはずです」と書いています。買うときに使う住宅ローン控除は、その後に中身が変わりました。いまは令和12年(2030年)12月31日までに入居した人が対象で、控除率は0.7%です。中古(買取再販でないもの)の借入限度額は、認定住宅・ZEH水準が3,500万円で13年、省エネ基準適合が2,000万円で13年、その他の住宅が2,000万円で10年です。床面積は原則50平方メートル以上、その年の合計所得金額は2,000万円以下が条件です。

出どころ: 国税庁 タックスアンサー No.1211-1(新築)・No.1211-3(中古)[令和8年4月1日現在法令等]、財務省「令和8年度税制改正の大綱」(令和7年12月26日閣議決定)、国土交通省「住宅ローン減税」(2026年6月更新)。

中古の「築25年以内」という条件は、いまの制度にはありません。昭和57年1月1日以後に建築されたもの、または耐震基準に適合すると証明されたものが対象です。控除の中身の移り変わりは住宅ローン控除の記事に、賃貸と購入の考え方は家を買う理由の記事にまとめています。