30秒でいうと

  • 田園調布は東急東横線と目黒線の駅で、東横線の急行が停まります。中目黒まで急行で3駅、渋谷へも横浜へも乗り換えなしです
  • 住所と環境で選ぶ層の街で、価格帯がそもそも別です。買い手が限られるぶん、売却には時間がかかることがあります
  • 古い建物でも管理の良いものが多い街です。見分け方は長期修繕計画と積立金の残高にあります

街と駅

駅路線1日平均乗降人員(2025年度)所在地
田園調布東急東横線19,041人(前年比−0.4%)大田区田園調布3-25-18
田園調布東急目黒線11,362人(+2.4%)同上
多摩川東急東横線14,437人(+5.6%)大田区田園調布1-53-8
雪が谷大塚東急池上線22,570人(+0.9%)大田区南雪谷2-2-16
沼部東急多摩川線—大田区田園調布本町28-1

出どころ: 東急電鉄「2025年度 駅別乗降人員・輸送人員」(路線ごとに数え、自線内の乗り換えは除く)、東急電鉄の各駅の駅情報ページ(所在地)。

東横線の急行は、渋谷・中目黒・学芸大学・自由が丘・田園調布・多摩川・武蔵小杉・日吉・綱島・菊名・横浜の11駅に停まります。特急と通勤特急は田園調布を通過するので、都心へ急ぐ日は自由が丘で乗り換えます。目黒線は目黒から南北線・三田線へ直通しています。

住所の違いを1行で

「田園調布」の住所は駅の東西に広がりますが、多摩川駅も住所は田園調布1丁目、沼部駅のまわりは田園調布本町です。買い手は「田園調布」で検索するので、駅名と町名の両方を売り出しに書いておくと、探している人に届きます。逆に買う側は、同じ「田園調布」でも最寄り駅が3つのどれなのかを先に確かめてください。

売る人が見る点

買い手が限られるので、売却の期間は長めに見ておいてください。 価格帯が別の街なので、「早く売りたい」と価格を下げても、それで買い手が急に増えるわけではありません。住環境と管理の良さで選ぶ人に、時間をかけて届ける売り方になります。

媒介契約の型も考えどころです。一般媒介なら複数の会社に同時に頼めますが、レインズへの登録義務はありません。専任なら1社ですが、7日以内(休業日を除く)にレインズへ登録され、2週間に1回以上の報告があり、登録したことを証明する書面を受け取れます(宅地建物取引業法34条の2)。2025年1月からは、取引の状況をレインズに登録することも義務になりました。どちらが向くかは、急ぐかどうかで変わります。

区の平均の成約価格は公表されていません。いちばん近い東京都区部の数字は、2025年の成約㎡単価が130.75万円、2026年8月は前年同月比−0.3%です(東日本レインズ)。相場を自分で調べる手順はこちら → 不動産売却を成功するための自分査定

買う人が見る点

  • 古くても管理の良い建物の見分け方。重要事項調査報告書で、長期修繕計画の有無と直近の大規模修繕の時期、修繕積立金の残高、滞納の額を見ます。国土交通省のガイドラインでは、20階未満・延床5,000㎡未満の建物で1平方メートルあたり月335円が積立金の平均の目安です。大きく下回るなら理由を確かめてください
  • 建替えの議論の有無。2026年4月1日から、耐震性が足りないなどの建物は建替え決議が5分の4ではなく4分の3で足りるようになりました(区分所有法62条2項)。総会の議事録に建替えや耐震改修の話題が出ているかを見ます
  • 築年と耐震。建築確認が昭和56年6月1日以降なら新耐震基準です。税の軽減は昭和57年1月1日以後の建築か耐震の証明で決まります。確認の日は建築計画概要書で分かり、大田区役所本庁舎7階のまちづくり情報閲覧コーナーで見られます
  • ハザード。田園調布は台地ですが、多摩川駅・沼部駅側は低地です。大田区の防災ハザードマップで多摩川の洪水と土砂災害の区域を確かめてください

大田区には分譲マンションの耐震診断(限度額300万円)・耐震改修工事(限度額4,000万円)への助成があり、耐震コンサルタントの派遣は無料です(防災まちづくり課。条件があります)。

お金と手続きの行き先

手続き行き先
登記事項証明書東京法務局 城南出張所(大田区鵜の木2-9-15)。東急多摩川線の鵜の木駅から徒歩3分
不動産取得税大田都税事務所(大田区新蒲田1-18-22)。30日以内に登記すれば原則申告不要
確定申告田園調布・田園調布本町・田園調布南・雪谷・久が原は雪谷税務署(大田区雪谷大塚町4-12)の管轄

相談できる場所

池上の事務所で、90分の個別相談会を開いています。田園調布からは、池上線の雪が谷大塚経由か、バスで来られます。

  • 開催日時:2026年10月18日(日)・11月15日(日)・12月20日(日)、各日10:30〜20:00(5枠・各90分)
  • 場所:東京都大田区池上3-39-12 常盤ビル304
  • 担当:山田泰史(宅地建物取引士・2級FP・不動産業界歴26年)

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大田区全体の見方はこちら → 大田区で中古マンションを買う前に見る7つの点/大田区でマンションを売る前に知っておきたいこと

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