この記事で分かること
- 成約価格と売出価格が、まったく別の数字であること
- 成約価格を無料で調べられる2つの場所
- 大田区で似た事例を探すときの、そろえ方
2026年9月に、成約価格の読み方と、自分で調べる手順を書き足しました。

成約事例の数字は、どう読むといいか
成約事例は、実際に売れた価格です。売り出していた価格ではありません。ここがいちばん大事なところで、不動産の情報を見るときに混ざりやすい2つの数字です。
| 何の数字か | どこで見られるか | |
|---|---|---|
| 売出価格 | いま売りに出ている値段。決まった額ではありません | 物件情報のサイト |
| 成約価格 | 実際に売れた値段 | レインズ・マーケット・インフォメーション、不動産情報ライブラリ |
売り出してから決まるまでに、価格が動くことはよくあります。相場を知りたいときに見るべきなのは、下の成約価格のほうです。
自分でも、似た事例を調べられます
成約価格を見られる場所が2つあります。どちらも無料で、誰でも使えます。
- 不動産情報ライブラリ(国土交通省)https://www.reinfolib.mlit.go.jp/。地図の上で取引価格を見られます
- レインズ・マーケット・インフォメーション(全国指定流通機構連絡協議会)。沿線や最寄り駅で絞り込めます
⚠️ 以前あった「土地総合情報システム」は、令和6年(2024年)3月末で廃止されました。情報は令和6年4月から不動産情報ライブラリに移っています。古い案内が各所に残っているので、上のURLをお使いください。
出どころ: 国土交通省「不動産取引価格情報提供制度」。原文は「取引価格情報を掲載している土地総合情報システムについては、令和6年3月末で廃止いたしました。当該情報については、令和6年4月から、「不動産情報ライブラリ」で掲載しております」。運用開始は令和6年4月1日10時、URLは https://www.reinfolib.mlit.go.jp/ です。
ただし、どちらもマンション名は出ません。レインズのほうは、価格が十万円単位で四捨五入され、面積に5平方メートルの幅が付き、成約時期は3か月で区切った範囲、所在地は丁目まで出ません。1件だけ見て自分の部屋にあてはめず、何件か集めてまん中あたりを取るのが確かです。
出どころ: レインズ・マーケット・インフォメーション(運営は全国指定流通機構連絡協議会)の「初めてご利用するかたへ」。価格は十万円単位を四捨五入、面積は5平方メートルの幅、成約時期は3か月で区切った範囲、丁目単位の所在地は出さない、と説明されています。
大田区で調べるときは
このページの事例は世田谷区のものです。大田区の物件を調べたいときは、同じやり方で地域を大田区にしてください。大田区は、同じ区内でも駅によって相場がかなり違います。町名でそろえるより、最寄り駅と駅からの徒歩分数でそろえるほうが、数字のばらつきが小さくなります。
集めるときは、次の3つをそろえると比べやすくなります。
- 専有面積(自分の部屋に近いもの)
- 築年数(前後5年くらいまで)
- 最寄り駅と徒歩分数
そろえた事例の1平方メートルあたりの単価を出して、自分の部屋の面積をかけると、おおよその見当がつきます。
