この記事で分かること

  • 2026年9月時点の政策金利と、フラット35の公表金利
  • 同じ5,000万円・35年で、金利ごとの毎月返済額と元金の減り方
  • 借換えのときに抵当権を確かめる窓口(東京法務局 城南出張所)

2026年9月に、いまの政策金利とフラット35の金利を書き足しました。

中古マンションを購入した後に、借換えしたほうが得ですか

中古マンションを購入した後に、借換えしたほうが得ですか

前回から続きで、借換えのお話です。

結論から言うと、借入金額や残りの年数、金利差によっては、
借換えをしたほうが得になることがあります。
ただし、これはあくまで考え方の例ですので、
実際に検討するときは、今の金利を前提に
計算し直してみてください。

借入金額 1000万円以上 年数10年以上 金利差1%以上

が目安と言われていますが、実は金利1%以上の差がなくても

お得になる計算方法をお伝えします。

例)借入金額 5000万円 年数35年 金利 0.875%

月々支払い 138,249円

銀行保証料を支払う 約1,108,650円

都市銀行で借りた場合です。

 

まず、全部繰上返済した場合、銀行保証料の戻り率

5年後 約6割 10年後 約3.6割

15年後 約2割 20年後 約1割

になっております。

上記の例で計算すると、5年後に全部繰上した場合、

1,108,650×6割=665,190円が戻ります。

5年後の残高 約4389万円

借換えする際のかかる費用

①登記費用 抵当権設定登記と抵当権抹消費用 約30万円

②印紙代  2万円

③銀行事務手数料 借入金額 2.16%  約100万円

合計 132万円

保証料の戻り 665,190円 借換え手数料 約132万円

持出し 654,810円です。

 

借入金額 5000万円の場合、月々が138,249円でした。

内訳として、元金、101,790円 利息、36,458円

借換え 借入金額 4389万円 金利を0.45%にした場合

月々 130,354円です。

内訳として、元金、112,220円 利息、17,377円

単純計算だと138,249-130,354=7,895円の差額です。

7,895円×12か月×30年間=2,842,200円

借換えする際の持出し金で相殺すると

2,842,200円-654,810円=2,187,390円

得だと思ってしまいます。

 

実は、もっと得している計算になるのが、

返済額の利息内訳をみると、36,458円と17,377円です。

こちらが大事になってきます。

※元金均等法と元利均等法だと利息が違ってきますが

36,458円-17,377円=19,081円

利息支払いが安くなります。

19,081円×12か月×30年間=6,869,160円

金利差が約0.5%の違いでも、こんなに差がでるんです。

 

スピード勝負で物件購入しなければならず、

都市銀行は、圧倒的に融資する段取りが早いため

物件購入し、銀行保証料の支払った場合、

早い段階で借換えすれば、かなりのお得になります。

意外に知られていない事実だと思います。
なお、ここでの金利はあくまで例として使ったものですので、
実際に借換えを検討する際は、今の金利で計算し直すところから
始めてみてください。

金利の前提が、いまは変わっています

本文は、0.875%で借りたローンを0.45%に借換える例でした。金利が下がっていく時期の計算です。いまの数字は、こうなっています。

日本銀行は2026年9月18日に政策金利(無担保コールレート翌日物)を1.25%程度へ引き上げ、9月24日から適用しました。同年6月に1.0%へ、その前は0.75%でした。

出どころ: 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)。

住宅ローンの変動金利は金融機関ごとに違うので、公表値のあるフラット35だけを挙げます。2026年9月の資金受取分で、借入期間21年以上35年以下の最頻金利は年3.460%です。

出どころ: 住宅金融支援機構「最新の金利情報」(2026年9月資金受取分)。

本文の「0.45%に借換え」という数字は、記事が書かれた当時の水準です。いまの金利を前提に、自分の借入金額と残りの年数で計算し直すところから始まります。

同じ5,000万円でも、返済額はこう違います

本文と同じ借入金額5,000万円、35年、元利均等で並べます。

金利毎月の返済額
0.875%(本文の例)138,249円
1.08%約143,000円
3.46%約205,500円

出どころ: 0.875%と138,249円は元の記事の数字です。1.08%と3.46%の行は、元利均等・35年で当方が計算した値です。3.46%という水準は住宅金融支援機構「最新の金利情報」(2026年9月資金受取分)によります。

本文は、返済額のうち元金と利息の内訳に注目していました。金利が変わると、元金の減り方も変わります。借入金額4,980万円・35年・元利均等で10年後の残高を出すと、0.6%なら約3,662万円で、10年で減る元金は約1,318万円です。3.46%なら約4,106万円で、減る元金は約874万円です。

出どころ: 元利均等・35年で当方が計算した値です。借入金額は本文の例とは別の4,980万円です。

借換えの前に、いまの抵当権を確かめます

借換えは、いまの抵当権を抹消して、新しい抵当権を設定する手続きです。本文の①登記費用がこれにあたります。登記されている内容は、登記事項証明書で読めます。大田区の物件は東京法務局 城南出張所(大田区鵜の木2-9-15)が窓口です。東急多摩川線の鵜の木駅から徒歩3分です。

本文にある銀行保証料の戻り率や事務手数料は、銀行ごとに決まっています。いま借りている銀行と、借換え先の銀行の両方で、自分の契約の数字を確かめるところが出発点です。大田区で中古マンションを買う人向けの入口はこちら → 大田区の中古マンション。